-八百万の神様と幟(のぼり)ポール-
-「幟ポール」の役割-
今回のご依頼は、山口県山陽小野田市に鎮座する高泊神社様でした。もとは、メーカー(サンポール様)から 山口県の販売店の依頼です。
住友軽金属がかつて販売していた幟ポールで、神社の名前などが書かれた長く旗幅の短いものを綺麗に高く掲揚できるので、あちこちの神社で見かけます。
神社の鎮座する場所は人里離れてた山奥などにある場合もあり、遠くからでも一目でわかる幟は、正月や秋まつりなどでも存在感のある建造物です。主役はあくまでも幟であり、神社や集う人たちなのですが、神社の行事ごとの風景には欠かせません。
-情報収集-
当社は社長が常日頃から「備えあれば憂いなし」と、情報収集はできる限り社内で済ませておきます。現地への出直し作業が一番時間もかかり費用も掛かるため、学校の修学旅行並みに準備します。特に今回は、外部の職人さんに同行してもらい、片道500kmも離れており宿泊を伴う工事だったのでなおさらです。
現地の様子は、ストリートビューなどである程度、様子がわかり配車や工事の段取りができるのですが、今回のように廃盤品はメーカーも持っていないことが多く、苦労しました。メーカー経由で依頼のあった販売店もおそらくそこで悩まれていたのかと思います。
30年近く耐久性のある幟ポールのためこういったことが最近よくあります、資料保管は建設業とはいっても大事な仕事になってきました。
-工事開始-
晴天の中、高所作業を使って修理を開始しました。
気掛かりだった、滑車の故障ではなかったため、ロープ交換や今後のための滑車寸法などを図り無事工事を終えました。
長く使ってもらうための利用方法や簡単なメンテナンス方法などもお伝えし、500kmを引き返してきました。
当社が準備したものではないですが、完成した後の上げた幟に、「温故知新」と書かれておりました。
ずいぶん古い幟ポールでしたが、情報収集など地味なことをやりながらも、今の時代に合わせて事業を考えていくことを考えさせられる工事でした。
「完成」
「調査依頼募集中」
さて、廣岡屋商事の、旗ポール建て隊では、今回のような、メーカーの分からない旗ポールの修理もご相談可能です。
いますぐでなくても、長いこと旗ポール建ってるけど、大丈夫かなといったケースでも調査にうかがいますので、お声がけください。ホームページからのお問い合わせお待ちしております。
「保守メニュー紹介」
12カ所の点検項目を定期的に実施することで、故障予防に役立てていただいています。詳しくは下記URLよりご覧ください。
https://www.hirookaya.com/maintenance/
「レンタルメニュー紹介」
イベントなどで大型、長物の旗がご入用な場合に、レンタル製品もご用意しております。国際イベントや警察や自衛隊の「観閲式」など国旗掲揚など重要なシーンにお役立てください。
環境負荷にやさしく、高く存在感のある当社「ジラフポール」が皆様の式の風格を高めるお手伝いをいたします。詳しくはホームページをご覧ください。
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旗ポール立て隊の設置事例や頂いたお客様の声を随時ご紹介してまいります