―わが町西宮市での工事-

10月の晴天の日、ご相談をいただき西宮市役所の屋上に設置していた旗ポールのメンテナンスに行ってまいりました。

「旗を建てるのは?」

旗ポール建て隊では、旗を建てる理由は、見る人の帰属意識を形成してくれるからだと思っています。西宮市役所様においても、今回のように費用をかけてまで、旗を掲揚するのは、西宮市民48万人近くが、旗を見ることで、市民であることを考えるきっかけになるからだと思います。これは旗がもつ大事な機能です。雨風を防ぐことはできませんが、集団をまとめることができる道具と当社は位置付けています。

「旗ポール建て隊初 西宮市役所(本庁)の工事実施」

さて、わが町西宮市の工事です。市役所様は阪神西宮駅の反対側と当社からも近くいつも旗ポールに掲げられた西宮市の旗を見ながら修繕があればやらせていただきたいとおもっていたのですが、旗ポール建て隊をはじめて(4目)年ほど、祈願した甲斐がありました。お声がけいただき、二つ返事で参上しました。
(これまで、公民館や学校関係などの工事などはさせていただいてたのですが、本庁施設の施工は初めてです!)

「具体的な工事内容」

ポール自体はロープが古くなっていただけで取り換えてよかったのですが、写真のように屋上設置のブラケット部分が錆び始めており、ブラケットの強度や建物の設置部分の強度の不足を担当者様が懸念されていらっしゃいました。ブラケット部分がスチール製のため錆が進行していました。

現場でプレートを確認したところ、昭和46年に設置されたポールです。

阪神大震災などの被害も受けている中で、よく持ってくれていたなと思います。通常、旗ポールは、寿命が20年と言われていますが ここまで持つ理由にしっかりとした管理と特注の故にジョイントがないのがポイントだと思います。超特注品です。

近年のポールは輸送の関係でジョイント式にしないといけない事情があり環境の厳しいところではジョイント部分のビスなどから黒い錆などでて朽ち果ててしまいます。

しっかりと保護材はしてますが年月によりとれてしまうからです。

ブラケット部分も特注品ですので、協力会社さんに依頼し、製作することになりました。以前もありましたが、屋上設置の場合は、こういう備え付けのようなものが多いので、また別の工事現場で使えることを期待しております。

錆びたブラケットを取り外した状態、コンクリート内部までは錆が進行している状況ではなさそうでほっとしました。

新しいステンレスのブラケットに変更した状態。

「工事完了」

工事完了時の写真です。15mのポールは見ていて壮観です。旗を掲げるのは今回のような地味な作業も欠かせません。だからこそ、旗を見上げた時に、気持ちが凛として、冒頭のような帰属意識が芽生えるのでなないかと思います。

「保守メニュー紹介」

さて、廣岡屋商事の、旗ポール建て隊では、今回のようは破損や老朽化した旗ポールの保守サポートメニューをご用意しています。12カ所の点検項目を定期的に実施することで、故障予防に役立てていただいています。

詳しくは下記URLよりご覧ください。
https://www.hirookaya.com/maintenance/

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